「茅野蕭々詩集」詳細

紙・電子を通して初の個人詩集
丹念に構築された内省の詩が蘇る

[茅野蕭々詩集]

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 戦前に名訳詩集として知られた『リルケ詩抄』の著者茅野蕭々(ちのしょうしょう)は、文学者としてのキャリアの前半を詩人として送った人でもあります。その20年間の詩業は、文語定型詩から文語自由詩、口語自由詩へと、日本近代詩の潮流に従いつつ、それぞれの詩形で高い形式意識と濃密な内省の表現を示しています。ただ、生前・没後を通して独立した詩集が編まれることがなかったこともあって、その詩は各雑誌に分散したまま、顧みる人も稀になっていました。本書はそうした蕭々の詩を、可能な限り集成した初の詩集です。一読、人に親しまれる類の詩ではないものの、味読に耐える深い表現性を備えた蕭々の詩が、日本近代詩を愛する人に新たな喜びをもたらすことを信じて疑いません。
〔内容〕
茅野蕭々詩集(詩103編)
初出・底本一覧
茅野蕭々略年譜
蕭々私記

ファイル形式  EPUB(DRM無し)

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1 Comment »

  1. 晩霞舎 said,
    9月 15, 2013 @ 11:24 PM

    近代抒情詩と近世漢詩人をフィールドとした詩のサイト「四季・コギト・詩集ホームページ」の「管理者日録」で「茅野蕭々詩集」をご紹介いただきました。
    津村信夫一家と一緒に写った蕭々の写真も載っています。

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