新ソニーReader

 いやはや、昨日の今日で新しいソニーReaderが発表されちゃいましたね。

 予想できたことですが、昨日の勝手なお願いはほとんど空振りで、どうでもいいと思ってたwifiモデルばかりか3G付きのモデルまで来ちゃいました。しかも本を買うだけなら通信費が2年間無料、プラス月580円でウェブブラウズも可能と来れば、これはこれで面白そうですね。

 対応フォーマットにはもちろんepubが入ってますが、これは期待のepub3.0対応と考えていいのでしょうね。だとすれば、日本の電子書籍のオープン化にひとつのエポックとなる可能性はあります。

 この端末が爆発的に売れて、KindleやNookなどの専用端末が牽引してきたアメリカと同様に、日本でも電子書籍市場が急拡大する可能性はあると思います。だだし、向うではアマゾンやバーンズ&ノーブルの膨大な電子本が端末のバックにはあったわけですが、Readerストアの品揃えではあまりに貧弱で、このままではせっかくの魅力的なハードも生かせないでしょう。

 ソニーさんには、Readerストアでの商売に固執せずに、乱立している各書店にReaderを日本の読書端末の標準ツールとして受け入れてもらい、広く本が買えるような環境をめざしてもらいたいもんだと思います。

 折しも先日、電子文庫パブリにDRMが導入されて、ソニーReaderでは読めなくなってしまい、物によってはパソコンでしか読めないという時代に逆行した不自由化に首をかしげていた折から、切にブレークスルーを願う次第です。

Comment